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包皮腺

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放置しておくと怖い包皮腺

包皮腺

男性の陰茎は特殊な構造をした組織で、人体の中でも非常に特殊な形をした器官と言うことができます。陰茎は尿道を構成している管の周りに海綿体という構造が取り巻いていて、この海綿体はさらに白膜という構造で包まれ、さらにその外側には陰茎の包皮があります。この包皮は先端部で亀頭に連続していて、この亀頭と陰茎包皮が繋がっている部分に見られるブツブツとした皮膚の粒を包皮腺と言っています。包皮腺は皮膚の表面に皮脂を分泌している部分が膨らんだもので、包皮腺のなかには皮脂腺が含まれています。

今すぐできる包皮腺への対策

この包皮腺は実は健康な人でも皮膚を通じて見えるもので、陰茎のブツブツとしたものを病気と誤解してしまう人が居るので注意が必要です。包皮腺はタイソン腺とも呼ばれていて、成人の男性の陰茎であれば通常誰でも確認することができる組織です。しかし、見た目が悪くなってしまったり、女性に「性病では無いのか」と不安に思わせてしまうことがあるので、治療を希望する方もいます。この包皮腺は人によって様々な小さく目立たないようなものから非常に大きくイボのように目立つものまで異なっていて、大きいものでは汚れが溜まりやすくなり、不衛生になりがちです。しかし、あまり神経質になる必要があるものではないので、無理に自分で取り除こうとする必要はありません。気になる場合には簡単な手術で取り除くことができるのでどうしても治療をしたい場合には医師に相談してみましょう。

包皮線に似ているもので尖形コンジローマという病気があります。これはヒトパピローマウイルスというウイルスが患部に感染して起こる病気で、ブツブツとしたイボのようなものができるのが特徴です。尖形コンジローマはイボが女性にも感染してしまう性感染症で、イボが陰茎全体にできたり、イボの大きさが変化するので、包皮腺とは全く異なるものです。治療が必要になるので、放置することなく、必ず医師の診察を受けるように気をつけましょう。