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毛ジラミ

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放置しておくと怖い毛ジラミ

毛ジラミ

毛ジラミというのは人間の毛にしがみつき、皮膚から血液を吸い取る小さな寄生虫です。大きさは1〜2mmくらいの大きさで肉眼でも確認できるのが毛ジラミの特徴で、性行為によって感染が拡大していく事が知られています。

陰毛の根元にしがみついている事が多く、よく見ないと毛ジラミと気づか無いほど目立たない虫で、大半の方は毛ジラミを見てもフケやゴミと勘違いしてしまう事がほとんどです。毛ジラミに感染してしまうと非常に強いかゆみが起こり、ひどい場合には夜も寝られ無いほどかゆみが続いてしまうので毛ジラミに感染した方はあまりの症状の辛さに睡眠不足に陥ってしまうこともあるのです。

毛ジラミの感染経路は主に性交渉によるものですが、それ以外にも公衆浴場や感染者が利用したタオルなどを介しても感染が広がることがあります。様々な感染経路を持つので、怪しい症状が出てきたら常に毛ジラミを疑わなければならないのです。毛ジラミに感染した後数日〜1ヶ月ほど経つと陰部に非常に強いかゆみを感じはじめ、かゆみを感じた頃にはすでに卵を産み付け繁殖が起こっている段階になっています。このため、かゆみを感じた時にはすでにほかの方に感染を広げてしまう可能性があるので注意しなければならないのです。

今すぐできる毛ジラミへの対策

毛ジラミは陰毛を剃る事で症状を緩和する事ができるのですが、確実な治療法というわけではありません。治療には一般の石鹸を使った治療ではなく、スミスリンシャンプーというシャンプーを使って卵と虫の両方を殺虫する必要があり、一度病院で診察を受ける必要があります。

毛ジラミというのは初めて見つけてもほとんどの方はその存在に気がつか無い事が大半で、なんらかの細菌や真菌などの感染症と考えてしまう事があります。陰部のかゆみというのはありふれた症状なのでなかなか寄生虫と考える方は少ないかもしれません。陰部のかゆみを感じた時には必ず一度は医師の診察を受け、その他の厄介な性感染症の感染の有無を含めて調べる事が重要です。これまでに検査を受けた事が無い方は一度は検査を受けるように心がけてみましょう。